トクベツであるということ
気づきがまたひとつ。
学生時代、周りと比べること以外、生き方を知らなかった。
みんなよりもできないといけない
一番にならないと
これはできなくても他の人よりこれは上手にできる
上手じゃなくても、意気込みは人よりも一番強い
友だちよりも
誰かよりも
人よりも
そうやって生きてきた。
長らくの癖は簡単にはとれなくて、
いまも ○○よりも と比べて生きている。
なにかひとつ、人よりもトクベツを持ってないといけない
と。
それが自分を苦しめているひとつ。
自分を自分のまま愛せないひとつの理由。
ひとのことを、自分のことを価値判断している理由。
自由になれない理由。
ほんとうはみんなが表現者、アーティスト
ということばをこの短期間で何度かきいた。
あぁ、そっか。
わたしは表現者になりたくて、トクベツに
でもなれなくて。
いま表現できているひとたちにおおきなコンプレックスを抱いて、関わるのも、近づくのも嫌になっていたんやな。
表現者、アーティストは自分を生きているすばらしいひと
トクベツな選ばれたひと
と勝手に創り上げて、大げさに言うと崇めてた。
本来みんながひとりひとり持つものはぜーんぶ異なったもの。
ひとつとして同じものはない。
だから比べるってこと自体が、かなり無意味なこと。
ほんとうのわたしは、他のみんなより!なんか考えずとも、わたしはわたしでしかない。
同じものなんかないから、
みんなが当たり前に特別なんや
ということに気づけた、雨の日の朝。