むかし、むかし。わたしのくらし

いなか×わたし=40010

トクベツであるということ

 

気づきがまたひとつ。

 

学生時代、周りと比べること以外、生き方を知らなかった。

 

みんなよりもできないといけない

一番にならないと

これはできなくても他の人よりこれは上手にできる

上手じゃなくても、意気込みは人よりも一番強い

 

友だちよりも

誰かよりも

人よりも

 

そうやって生きてきた。

長らくの癖は簡単にはとれなくて、

いまも ○○よりも と比べて生きている。

 

なにかひとつ、人よりもトクベツを持ってないといけない

と。

 

それが自分を苦しめているひとつ。

自分を自分のまま愛せないひとつの理由。

ひとのことを、自分のことを価値判断している理由。

自由になれない理由。

 

 

ほんとうはみんなが表現者、アーティスト

ということばをこの短期間で何度かきいた。

 

あぁ、そっか。

わたしは表現者になりたくて、トクベツに

でもなれなくて。

いま表現できているひとたちにおおきなコンプレックスを抱いて、関わるのも、近づくのも嫌になっていたんやな。

 

表現者、アーティストは自分を生きているすばらしいひと

トクベツな選ばれたひと

と勝手に創り上げて、大げさに言うと崇めてた。

 

本来みんながひとりひとり持つものはぜーんぶ異なったもの。

ひとつとして同じものはない。

だから比べるってこと自体が、かなり無意味なこと。

ほんとうのわたしは、他のみんなより!なんか考えずとも、わたしはわたしでしかない。

 

同じものなんかないから、

 

みんなが当たり前に特別なんや

 

ということに気づけた、雨の日の朝。